コレクション: 西 弘敬さん(敬農吉)

生産者 西弘敬

生産地 熊本県人吉市
主な生産物 里芋、唐辛子、じゃがいも、玉ねぎなど
農薬の使用 なし
肥料の使用 なし

後継者がいない人吉市球磨地方に環境循環型農業を

 熊本県の南部に位置し、九州山地に囲まれた人吉盆地。
球磨川沿いの温泉と川下りで有名な人吉市球磨地方で西 弘敬さんは自然栽培で里芋、じゃがいも、玉ねぎ、唐辛子、お米などを栽培されていらっしゃいます。

西さんは元々、大工を営んでいらっしゃり、地元の消防団にも入り、人吉球磨地方をこよなく愛する笑顔溢れる方です。

自然栽培を始めるきっかけは、 2012年、地元の市議会議員から薩摩瀬地区の農業後継者が私一人しか居ないと告げられたけれども、当時、大工を営んでいた西さんは「農業では生活できない」と言い争われたとのことです。

しかし、 2013年、当時の市議会議員2人が全国飛び回って色々な農業を西さんに伝え教え始めたのをきっかけに、その中に自然にもいい、体にもいい『自然栽培』があったことを直感でやってみようと思われたそうです。

2014年に人吉で10年以上耕作放棄地120aを開拓、栽培を開始。

そして、人吉球磨地域の自然栽培農家と仲間で『球磨川のほとり』を運営されました。

その後、水俣市で開催された、全国自然栽培普及会の勉強会に参加し、同じ熊本県八代市の自然栽培農家の稲本薫さんをはじめとする方々と朝方まで語り合われました。

そこでさらに、自然栽培の考え方に感銘を受けて、未来のためにと環境循環型農業へと取り組まれました。

ピュアリィとの出会いはにしだ果樹園の西田さんとの繋がりがあって、今に至ります。


令和2年7月の水害

人吉市を流れる球磨川は人吉に沢山の自然を恵みをもたらしてくれます。

しかし令和2年7月。九州地方南部を襲った豪雨により球磨川は氾濫。球磨川沿いに住まれている西さんのご実家1階部分は流され、田畑も土砂で流されてしました。

ご自身も被災され、家財をはじめ、農機具も全てを流されてしまいました。

農作業はできず、片付けに追われる毎日で、生きる希望を失いつつありました。

 

土砂に埋もれても生きていた里芋

そんな西さんを救ったのは、土砂に埋もれながらも生きていた里芋。

肥料や農薬に頼らない栽培の自然栽培の力により、人の手を借りずに土砂の中でも生きていました。

その生命力溢れる里芋から生きる力を悟った西さん。

その命を繋ぐ里芋を「さときち」と命名。

種どりを継続し、今も受け継がれています。

復興に向けて、そして未来の人吉市のために、日々奮闘されていらっしゃいます。

山間部にも農地を持たれており、沢山の作物が生命を繋いでいます。

里芋、玉ねぎ、じゃがいもなど多品目をお届けします。

ぜひ、ご賞味いただき、人吉の自然を感じていただけますと幸いです。

 

ご支援いただいたお客様へ

 

皆様のお力添えにより、農業生業の再建が少しずつですが前進できております事に心から感謝いたして居ります。

 現在、原点を見直して大切な農業をスタートしていますので、これからも暖かく見守っていただきますと共に未来の為の農業を支えていただけたら光栄に思います。

 これから敬農吉は楽しく、笑える、安心して食べれる農業を人吉から贈り続けますのでご期待ください。

 敬農吉 西 弘敬

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