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〈熊本県水俣市〉松本和也さん

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二番茶を半年以上かけて完全発酵させた紅茶「紅」(くれない)

渋みが少なく、素朴でやさしい甘みと香りの和紅茶です。

同じお茶の木から、お茶を採る時期、大きさ、製造工程、仕上げ工程の違いで、様々なお茶が作られますが、紅茶も、緑茶と同じ木からつくられています。

熊本県の南端、鹿児島の県境に位置し、海の幸・山の幸に恵まれた風光明媚な土地・水俣。 この水俣の特産品の一つに“和紅茶”があります。 和紅茶とは日本の気候や風土の中で作られた日本の紅茶です。

外国の紅茶のような渋みが少なく柔らかな風味で、洋食や洋菓子だけでなく、和食・和菓子にも合うのが特徴です。 ここ水俣では和紅茶作りが盛んに行われ、2018年から『九州和紅茶サミット』が開催されるなど、和紅茶の産地としての認知も広まりつつあります。

熊本県水俣市の「桜野園」代表 松本和也さん

昭和2年に創業され、和也さんで4代目。2.5ヘクタールの広さを有しておられ、
その内1.9ヘクタールを自然栽培で、残りの圃場も無農薬・植物性肥料(なたねの絞りかす)でのみ栽培方法を構築されています。

初代の曾おじいさんが、水俣で大規模で在来種に取り組まれた最初の方。

無農薬での取り組みは和也さんが初。

研修を受け地元に戻り、言われるがまま薬をふっていた和也さんは、薬をふっても虫の被害が無くならないことに疑問を感じ始めました。
環境、人への影響もさることながら、農薬をかけるには水が必要であったり、重たい液体を背負って作業する負担を考えると、無農薬のほうが効率がいいのではないか?
とチャレンジすることを決められました。

それから徐々に広げていき、いまでは農薬をまったく使用せず栽培することに成功されています。

もともと水俣には在来種のお茶が多数ありましたが、今では減少傾向にあります。
「家に急須が無い、という現代に危機感を感じている」
松本さんはそうおっしゃられていました。

今では日本に留まらず、海外でも高い評価を受けている桜野園のお茶。
在来種、やぶきた、サヤマカオリ、紅ふうきを取り扱われ、茶葉の新しい可能性を楽しみながら
日々新しいお茶の開発にも取り組み、美味しいお茶を全国に広めるため試飲会などで飛び回られています。

生産者

松本和也

生産地

熊本県水俣市

農法

自然栽培

メーカー

桜野園

サイズ・内容量

60g

原材料

発酵茶

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