〈山形県鶴岡市〉佐久間権左衛門さん
自然栽培ぶどう 権左衛門ワイン(甲州2018年)
自然栽培ぶどう 権左衛門ワイン(甲州2018年)
「森をみて学べ」の精神。年月を重ねた草生栽培のブドウを原料にしたこだわりのワイン。
佐久間権左衛門のブドウは、より自然な環境で育てることに拘っています。もう数十年もの間、農薬や肥料、種を無くす薬剤などは全く使っていません。その証拠に園内は草が自由に育ち、蜘蛛などの虫もたくさん生息しています。蜘蛛博士が訪ねてくるほどです。園内では5種類のブドウを育ています。私はこれが本当のブドウの味だと思っています。召し上がった方は、爽やかで雑味のないブドウを食べると、体が浄化されるような、そんな感じがしますと、話してくれます。そのブドウを酸化防止剤などを一切使用せず醸造したワインです。甲州の原産地ジョージアのバイヤーは、ジョージアで栽培し醸造したワインの味と似ていると言います。
草生栽培ブドウ園
「なんだこのハウスは?」私のブドウ園に行くと誰もが感じると思います。一面鬱蒼とした草で覆われ、巨大な秋田フキなどの作物も自生しています。「自由に歩くのく苦労をする。地面が見えない。下になにか落ちているんじゃないか。」と不安になる方もいらっしゃいます。草を刈らない草生栽培というのは正にジャングル。多くのブドウ園は収穫しやすいように草を狩っているので、手を抜いているのではと思われることもあります。
ブドウは根っこがあるので畑のように耕すわけにはいきません。そのかわりに雑草が根っこを張って土をふかふかにしてくれるのです。草はやがて腐熟してブドウの養分になり、その繰り返しで、肥料がなくても育ち、虫も大量発生することはなく、生態系ができあがっています。
種をなくす薬剤も使わず、じっくり完熟させたブドウはどれも味わい深く、平均糖度は20度を超えます。資材を使わなくなって、品種独特の味がよく出るようになったと思います。栽培にどんなに手間がかかっても、毎年楽しみに待っている方のために、この自然栽培はやめられません。
自然酵母でワインを作る家族経営の小さなワイナリーに醸造をお願いして、甲州という品種で酸化防止剤を使わない、こだわりのワインを毎年作っています。
生産者
生産者
佐久間権左衛門
生産地
生産地
山形県鶴岡市
農法
農法
自然栽培
サイズ・内容量
サイズ・内容量
720ml
原材料
原材料
ぶどう(甲州)