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【ピュアリイオリジナル】九州産自然栽培米仕込 本格焼酎「九州」720ml

【ピュアリイオリジナル】九州産自然栽培米仕込 本格焼酎「九州」720ml

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創業以来、全行程手造りにこだわる

熊本県球磨郡多良木町。

ここにピュアリィオリジナル米焼酎『九州』の仕込みをして頂いている那須酒造場はあります。

世界的なブランドとなった球磨焼酎の蔵元の一つで、機械に頼らず一つ一つの工程を手造りで行い、ご家族で焼酎造りをされています。

創業は1915年、現在は4代目の那須雄介さんが杜氏。

機械に頼る大量生産ではなく、全て人の手による焼酎造り。

人の管理できる範囲を超えない様に少しずつ少しずつ、焼酎の気配を感じ対話しながら焼酎造りをされています。

数多くの受賞歴。

那須酒造場は日本一の米焼酎に二年連続で輝く実力ある焼酎蔵です。

米焼酎造りは、原料となるお米を洗う作業から始まります。

創業当時から使われている木桶を使い、手作業で洗い、浸水し、ざるに移して天日干しで乾かします。

一般的には、機械で一気に洗ってしまうところを、那須さんは「職人の勘」でお米毎に微妙な調整を加えながら、洗米しています。

「お米の作り手、品種、状態に応じて、洗い加減を微妙に変えています。その微妙な勘による調整が、焼酎の仕上がりに響いてくるんです。」

手作業での洗米。木桶を使い丁寧にお米を洗っていきます。

洗ったお米の水切り。木ざるで水をきります。

天日で洗ったお米を干し、乾かします。

お米を洗って乾かすだけで、大変な重労働です。

洗米後は、大きな木桶でお米を蒸していきます。

この蒸す作業もただ蒸す訳ではありません。

「お米の状態に合わせて、途中混ぜたり、水を加えたり、時間を変えたりしています。

お米によって、ここでも微妙な調整を加えています。」 洗い・蒸すという行為だけでも、大変な手間と職人の勘がそこに掛かっていることに、大変驚かされました。

木桶でお米の蒸しあげ。昔から使う木桶でゆっくりと蒸します。

木桶で蒸したお米。お米の甘みが伝わる優しい美味しさです。

蒸したお米を冷まし、籠で石室へ移します。

貴重な杉の木による「もろ蓋麹法」

その後、蒸しあがったお米を適温に冷まし、石室(むろ)に入れて麹を造ります。

那須酒造場では麹造りの中でもっとも複雑で熟練の技術を要する「もろ蓋麹法」で麹造りを行っています。

まず、石室の中央にある床(とこ)にお米を寝せ、麹菌を振りかけ、手でよくかき混ぜます。

床(とこ)に寝せたお米に麹菌を振りかけます。

麹菌をお米によく揉み込んでいきます。

そして、一昼夜寝かせ、できた米麹をもろ蓋に小分けします。

もろ蓋とは木で作られた小さな平箱のことで、那須酒造場では全国的にも大変貴重な杉の木のもろ蓋を使っています。

その後、もろ蓋に小分けした米麹を、更に一昼夜寝かせ、一つ一つを何回も手入れをすることで、むら無くきめ細やかな麹を造っていきます。

米麹をもろ蓋に小分けしていきます。

一日に何度もかき混ぜたり位置を変えたりし、気にかけていきます。

こうして、大変な手間と時間と労力を掛けながら、旨い焼酎を造り上げるための最高の麹が生み出されていくのです。

完成した米麹。焼酎造りに最高な米麹が完成します。

伝統の全量甕壺仕込み

米麹が出来たら、いよいよ甕壺でもろみを仕込みます。

もろみとは、米麹に水と酵母を加えて発酵させた米焼酎の主原料のことです。

那須酒造場では創業から甕壺でのもろみ仕込み。

地中に埋めた甕壺内で、発酵を行う仕込み法です。

石室で出来た米麹と球磨川水脈の豊かな地下水、酵母を甕壺に入れ、1週間以上発酵させます(=一次仕込み)。

甕壺での仕込み。創業以来、全量甕壺仕込みにこだわります。

甕壺での発酵。創業以来の甕壺を大切に修繕しながら使い続けています。

一次仕込み後、追加で蒸したお米と水を再度甕壺に足し、更に2週間以上発酵させます(=二次仕込み)。

那須酒造場は、一次仕込み・二次仕込み共に全量甕仕込みを行っています。

二次仕込み様の蒸し米を追加します。

甕仕込みを行う焼酎蔵すら貴重となった現在、一次・二次仕込み共に、甕仕込みを行っている蔵元は全国にもほとんどありません。 「国産の大甕は今ではどこも作っていません。私たちは創業から修繕を重ね、大切に大切に使い続けています。」

定期的に櫂入れを行い、かき混ぜていきます。

甕仕込みを行うことで、甕の丸い形状による対流効果、甕の通気性や磁性などの様々な効果により、深いコク、それでいて口当たりの良いまろやかな味わいに仕上がります。

「仕込みシーズンである11月~4月は、甕壺からもろみが発酵する『パチパチ』という弾ける様な聞こえます。辺りが甘いバニラの様な良い香りに包まれます。」

完成したもろみ。甘いバニラの様な良い匂いがします。

20日間以上の甕壺による一次仕込み、二次仕込みを経て、ようやくもろみが完成します。

完成したもろみは、お米がトロリと液化し、甘く良い匂いがします。

そのもろみを、蒸留器に入れて蒸気で熱し、焼酎の成分だけを抽出していきます。

那須酒造場唯一の機械である蒸留器。焼酎の成分だけ蒸留していきます。

そして、約300kgのお米からアルコール43度程度の焼酎が300L程できます。

この蒸留器が那須酒造場での唯一の機械らしい機械。

この工程以外は、ほとんど昔ながらの手作業です。

「この蔵には電気を使うものがありません。瓶の洗浄機くらいです(笑)。」 その何気ない言葉から”手造り”への強いこだわりを感じます。

長い時間、熟成を重ね・樫樽熟成を経て生まれる『九州』

蒸留したての焼酎は、まだまだ荒々しさが残ります。

そのため、長い期間の貯蔵による熟成を行い、甘み、まろやかさ、風味を豊かにしていきます。

約3ヶ月間、何度も櫂入れを行い、理想的な熟成となる様に、職人の技と勘で長期に渡り焼酎を貯蔵していきます。

そして、ようやく、全量甕壺・手造り仕込みの米焼酎は完成します。

この状態でも十分すぎる程、美味しい米焼酎なのですが、ピュアリィオリジナル米焼酎『九州』はもう一手間が加わっています。 それは、専用の樫(オーク)樽による、長期にわたっての熟成です。

樫樽による長期にわたっての熟成。樫の風味、色がつきます。

完成した米焼酎を樫樽に移し、約半年~1年以上の歳月を掛けて熟成させていきます。

この様にして、大変な手間と労力と技と、そして米焼酎造りへの熱い想いが結集して出来た、ピュアリィオリジナル米焼酎『九州』。

樫樽で更に長期にわたって熟成させることで、樫の香り・風味、琥珀色の美しい色味が付きます。

口に入れた途端、フワッと風味が広がり、木の香りが鼻を抜けていく。

一口飲んで頂ければ、米焼酎が苦手な方にもきっと気に入っていただけるはずです。

ご自身用にはもちろん、ご贈答やお土産にも喜ばれる本格米焼酎『九州』。 ぜひ、お試しください。

※澱(おり)について

焼酎の中に、澱(おり)が見られることがありますが、うまみ成分の為、品質には問題ございません。あえてうまみ成分を残すため、ろ過をしすぎずに、仕上げております。原料米に含まれる油分となりますので、気温が低いと固まりやすくなり、多く見えます。温かい室温に置いていただくと焼酎に溶け込みやすくなります。また、仕込み樽の内側を焼いていることにより黒っぽい色の澱となることがあります。

商品ロット

12

生産地

熊本県球磨郡多良木

サイズ・内容量

720ml

原材料

米(熊本県産・福岡県産)
米麹(熊本県産)

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